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2025/05/11 12:14 |
エレキのメリットとデメリット
 止水性の強い湖やダム湖などでは、排出ガスやオイルなどの問題から、ガソリン船外機の使用を禁止しているところが多い。
そういうところでは、「エレキモーター」が主機としても活躍してきた。
 12ボルトで動くエレキモーターのほとんどは、1.5キロワット未満の出力が普通なので、
3メートル未満のボートと組み合わせると、免許・船検不要となる。
釣法によっては、後進機能を持たない2馬力船外機では操船しにくい。
そのため、海でもエレキモーターを主機として好んで使う人が増えてきた。
 たとえば根魚釣りなどは、磯場ギリギリまでボートを近づける。
ボートは風や潮の影響を受けて動くわけだが、岸近くは返し波もあってさらに操船が難しい。
2馬力船外機は、船外機本体を180度ひっくり返すことにより後進することも可能だが、釣りをしながらでは難しい作業だ。
しかし、後進機能を持つエレキモーターなら、クラッチ操作の必要もなく、
前進と後進をスロットルグリップだけで切り替えて、細かな操船が可能である。
また、アンカーを打たずに根の上にボートを止めることも容易で、意外に様々な釣法に対応できる。
 2馬力船外機を使うことと比較したら、エレキモーターの弱点は、スピードの遅さだろう。
3メートル級のインフレータブルボートに2馬力船外機を装着すると、時速は8~10キロほど。
これがエレキモーターの場合は、50ポンドクラスでも時速5~7キロ程度となる。
このスピードを遅いと感じるか遠いと思うかは、人によって見解が分かれるところだが、
遠距離のポイント移動を頻繁に行う人にとっては、エレキモーターを主機として使うのはつらい。
また、50ポンドクラスのエレキモーターは、重量が10キロほどもあって、
2馬力船外機とほとんど変わらなくなり、モーターの動力源である重いバッテリーが足かせになる。
それでも、グリップーつの操作で、前進後進の切り替えと推力調整ができて、
水面を自由自在に動けるということは、ガソリン船外機には真似のできない、大きなメリットだろう。





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2008/06/05 09:21 | Comments(0) | TrackBack() | 未選択

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